平成21年度事業報告

平成21年4月1日~平成22年3月31日

1.総論

 平成21年度の我が国経済は、世界経済が引き続き深刻な状況にある中で、景気は着実に持ち 直してきているものの、自律性に乏しく雇用情勢は一層悪化しており、失業率が高水準に推移 するなど極めて厳しい状況となっている。

 こうした中で、政府による景気回復に向けた適切かつ機動的な経済対策の実施により、民間 需要が底堅く推移することに加え海外経済も緩やかではあるが改善が見込まれていることから、 今後景気は緩やかに回復することが期待されており、平成21年度の国内総生産の実質成長率は、 マイナス2.6%程度にとどまるものと見込まれている。

 一方、我が国の自動車産業に目を向けてみると、4輪車の国内生産は、793万台と1千万台を 割り込み、対前年同期比で68.5%と大幅に減少している。また、国内の新車販売台数は約460 万台(外国製輸入自動車を除く)と前年度の535万台から5.1%減少し、5年連続で前年度を下回っ たほか、中古自動車販売台数についても約404万台と前年比5.9%減少となっており、9年連続 でマイナスとなっている。

 国内の自動車保有台数についてみても約7,547万台(2009年12月末現在)と前年比99.7%と僅か であるが減少しており、内訳は乗用車が5,802万台(前年比100.2%)とほぼ前年並みだが、トラッ ク1,571万、バス22万台、特殊車両152万台はいずれも前年比で僅かではあるが落ち込んでいる。

 また、自動車部品工業の21年度上期の経営動向(平成21年12月㈳日本自動車部品工業会) についてみると、売上高は、一部の車種・地域で好調であったものの全体の需要回復には至ら ず、大幅な減少となり前年同期比で33.7%と大幅に減少している。今後についても一定の需要 回復感があるとはいえ、為替レートを始めとして不安定な要因が多く、引き続き厳しい経営状 況が続くものと考えられている。

 このように、自動車及び自動車部品製造業の業績が悪化している中で、補修部品流通業界に おいても、景気回復の兆しが一向に見えない状況が継続しており、規制緩和に端を発する自動 車整備業での需要の減少、異業種の参入による補修部品流通市場構造の多様化、競争激化によ る熾烈な価格競争等、地域部品商を取り巻く環境は従来にも増して、ますます激しいものとなっ ている。

 こうした激動の時代の中、当連合会においては、平成21年度の事業計画に従い、組織・財政 基盤の健全化はもとより、会員事業者の経営基盤の強化、地域部品商の権益の確保を主眼とし、 理事会・幹部理事会を中核として各種委員会を開催し、事業協同組合設立の検討、組織の見直 し及び情報ネットワーク事業の促進を図るなど会員相互の連携強化を積極的に進めたほか、政 府及び関係業界の動向を注視しつつ、以下に記載する活動を展開した。