平成20年度事業報告

平成20年4月1日~平成21年3月31日

1.総論

 平成20年度の我が国経済は、世界の金融市場の危機を契機に世界的な景気後退が続く中で、 外需面に加え国内需要も停滞し、景気は下降局面にあり、雇用情勢が急速に悪化するなど、企 業環境は大変厳しい状況が続いている。

 こうした中で政府による景気回復に向けた適切かつ機動的な経済危機対策の実施により、今 後景気がスパイラル的な悪化に陥ることなく低迷を脱することが期待されているが、平成20年 度の国内総生産の実質成長率は、マイナス0.8%程度になると見込まれている。

 一方、我が国の自動車産業に目を向けてみると、4輪車の国内生産は、1,156万台と、7年連 続で1千万台を越えているものの前年に比しマイナス0.3%と僅かではあるが減少した。また、国 内の新車販売台数は約508万台(外国製輸入自動車を除く)と前年度の535万台から5.1%減少 し、4年連続で前年度を下回ったほか、中古自動車販売台数についても約429万台と前年比6.0% の減少となっており、8年連続でマイナスとなっている。

 国内の自動車保有台数についても約7,569万台(2008年12月末現在)と前年比99.7%と僅か であるが減少しており、内訳は乗用車5,790万台(前年比100.5%)とほぼ前年並みだが、トラッ ク1,603万(前年比97.6%)、バス23万台(前年と比べ増減無し)、特殊車両153万台(前年比96.8%) は落ち込んでいる。

 また、自動車部品工業の20年度上期の経営動向(平成20年12月?日本自動車部品工業会) についてみると、売上高は、アジア等新興地域での自動車生産の拡大を受け輸出の増加や現地 生産拡大があったものの、北米市場の大幅な需要低迷や冷え込みが大きく影響し、前年同期比 ではプラス1.1%となっているが、今後さらに急激な経営環境の悪化により落ち込むことが予想 されている。

 このように、自動車及び自動車部品製造業の業績が悪化している中で、補修部品流通業界に おいても、景気回復の兆しが一向に見えない状況が継続しており、規制緩和に端を発する自動 車整備業での需要の減少、異業種の参入による補修部品流通市場構造の多様化、競争激化によ る熾烈な価格競争等、地域部品商を取り巻く環境は従来にも増して、ますます激しいものとなっ ている。

 こうした激動の時代の中、当連合会は組織の強化、会員事業者の経営基盤の強化、地域部品 商の権益の確保を主眼とし、平成20年度の事業計画に従い、理事会・幹部理事会の構成員を中 核として各種委員会を開催し、事業活動の高度化や情報の公開の促進を図ったほか、名古屋市 において初めての全国大会を実施するなど会員相互の連携強化に努め、また、政府及び関係業 界の動向を注視しつつ、以下に記載する活動を展開した。